暖域での, 氷晶過程を伴わない水霧については水滴散布による消霧が一つの方法と考えられている. 適当な霧モデルを設定し, 一定の粒径分布をもつ散布水滴群の含水量をいろいろと変え, 消霧効果を数値実験で調べた. 水滴散布による霧の水滴粒径分布の変化の確率を表現するためにストカステイックモデルを用いた. 数値実験の結果, 水滴散布により気象学上で定義される霧は消滅することがわかった. また霧の濃さにより散布する水滴に適正な量があるようで, 10.0g/m3程度までは量が多いほどよいが, それ以上だと効果の増加が少ないことがわかった.