土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
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トンボ類を指標生物とした都市域におけるビオトープの空間的特性の評価
李 承恩盛岡 通藤田 壮
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2001 巻 (2001) 671 号 p. 1-11

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抄録

本研究は都市域におけるビオトープの空間的特性が生物の生息に及ぼす影響を評価することを目指し, 水域や緑地の組み合わせを生息空間とするトンボ類を指標生物としてビオトープネットワークの評価基準を設定する. 大阪府枚方市を対象に約1kmメッシュスケールにおけるトンボの生息種数とビオトープのタイプ別面積について重回帰分析をおこなう. また, 7つのエリアごとに空間的孤立度や相互作用を示す指数を用いてビオトープの連結性を定量化し, トンボの生息種数に与える影響について考察する. 分析結果, 次の知見を得た. 1) トンボ種の豊かさにとって池の面積がもっとも有意な要因であり, 次に樹林や畑・牧草地の面積が重要である. 2) 池の空間的連結性もトンボ類の生息に有意な影響を与える.

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