本論文では, 廃棄物処分場跡地利用のためのガス対策事例研究として, 基礎工事期間中の廃棄物地盤改良 (環境改善) に関する検討を行った. 事例は, 国土開発幹線自動車道である第二名神高速道路の湾岸桑名インターチェンジを, 産業廃棄物処分場に高架構造で建設する工事である. 基礎工事中の環境改善および安全対策として, 埋立地層内に空気を吹き込み, その流れを利用して埋立ガスを排出する‘圧気工法’を実施した. 圧気工法により, ガス濃度を早期に安全なレベルまで低下させ, 内部環境を改善することができた. 本事例を通じ廃棄物地盤を改善する対策技術の調査研究を行い, 累積送気量に対する地盤改良率 (対策後濃度/初期ガス濃度) の関係を推定する方法を示した.