抄録
本研究は, ドライバーに協力的な経路選択行動を依頼するコミュニケーションによって, 経路選択行動の変容がなされることを実証的に分析することを目的としている. 実験のフィールドは阪神間地域であり, 阪神高速3号神戸線を利用するドライバーを対象として, いくつかのタイプのコミュニケーションを試み, 5号湾岸線への転換という行動意図及び実際の行動変容を検証・評価するとともに, その持続性についても検討を加える. 実験分析の結果, 協力行動の依頼コミュニケーションによって, 環境に配慮した経路選択をするという意識が活性化され, 5号湾岸線に転換するといる行動意図も活性化された. さらに, 実際の行動変容もなされたことが確認された.