1964年に発生した新潟地震以来, 液状化の研究は主としてその発生条件の解明に重点がおかれてきた. また, 近年では地震動作用中における液状化地盤の動的挙動の解明も進んでいる. 一方で, 過去の被害地震では地震動停止後も長時間にわたって地盤の液状化状態が続いていたことが目撃されているにも関わらず, ポスト液状化過程に着目した研究は非常に少ない現状にある. しかし, ポスト液状化過程の解明は液状化地盤の過渡的な挙動や構造物への被害を検討する上で重要な研究テーマであると考えられる. 本研究では, ポスト液状化過程に関する既往の実験結果から, 液状化が土粒子の沈降・再堆積現象であると捉え土粒子の沈降理論を誘導した. また, 既往の実験について実施したシミュレーションにより理論の妥当性を検証した.