土木学会論文集
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中性化および乾湿繰返しを同時に受けるコンクリート中鉄筋の腐食機構に関する研究
仁平 達也井原 啓知関 博
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2004 年 2004 巻 753 号 p. 65-79

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抄録

従来, 鉄筋コンクリート構造物は耐久性に優れていると言われてきたが, 近年塩害, アルカリ骨材反応, 中性化などの単独要因および複数要因による劣化が報告されている. 本研究では, 大気環境下にある実構造物すべてに起こりうる中性化に着目した. 実環境により近づけるために, 中性化と乾湿繰返しを同時進行させて中性化が進行する際における埋設鉄筋の腐食進行の経時変化を調べた. 特に中性化の進行に伴う自然電位の変化に着目し, 中性化残りと自然電位の関係式を導いた. 得られた関係式を利用し, 経時変化を考慮した中性化による鉄筋腐食食の解析モデルを構築して, 実験値と比較しその妥当性を検証した. また, 中性化および乾湿繰返し作用を同時に受けるコンクリート中の鉄筋腐食量推定式を提示した.

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