2004 巻 (2004) 756 号 p. 157-160
軟弱な地盤において30mを越える長尺の水平ボーリングを行う場合には削孔精度が問題となる場合がある. 例えば高圧噴射工法においては, 噴射に先立つボーリングの削孔精度が低いと改良目的を達成できない可能性がある. 精度を向上させるためには, 目的とする方向から逸脱したボーリングの方向修正が必要となる.
削孔方向制御に関して簡便で利用の多いクサビ方式の採用を前提とし, 削孔実験を実施するとともに, 修正効果の予測値を近似的に算定し実測値と比較検討した. その結果, 適切なクサビ角度の選定を含む先端ビットの構造の選択によって削孔方向制御が可能であることが示された.