62 巻 (2006) 3 号 p. 543-555
仮設用鋼管矢板を本体壁構造として用いた半地下道路構造の縦断方向を対象に,レベル1およびレベル2地震動に対して応答変位法に基づく解析を行い,地盤条件や構造物幅などが半地下道路構造の地震応答におよぼす影響を検討した.横断方向の曲げ変形に比べ縦断方向伸縮変形の方がより大きい変形や応力を生じること,20mごとに目地を設ければ構造本体に損傷を生じる可能性は小さいこと,目地に変形が集中するので鋼管矢板の継ぎ手構造の変形がやや大きいことなどを示した.また,2次元FEMおよび3次元FEM動的解析との比較より,応答変位法は,半地下道路構造の有効な設計法であることを示した.