土木学会論文集A
和文論文
弾塑性板の終局強度の初期不整感度則と確率変動
池田 清宏北田 俊行山川 優樹松村 政秀柴崎 晃狩野 祐一
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64 巻 (2008) 4 号 p. 926-934

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抄録

 弾塑性板の終局強度は,初期たわみや降伏応力等の変動に伴い,確率的に変動することが知られている.しかし,弾性座屈と塑性座屈が混在する,その複雑なメカニズムの理論的な枠組みの整備が課題となっている.本論文では,Koiter則を塑性分岐の2乗則を含む形で拡張することにより,このような終局強度の変動の記述法を提案する.初期たわみや降伏応力の変動に伴う板の終局強度の変動特性を,弾塑性有限変位解析により求め,提案する感度則により,この特性を精度よく近似できることを示した.さらに,初期たわみと降伏応力の確率的な変動に伴う,板の終局強度の変動を記述する理論的枠組みを提案し,実測データに対し適用した.このとき,板の幅厚比の変化に伴う,座屈挙動の違いが,板の終局強度の確率変動に影響を及ぼしていることを明らかにした.

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© 2008 社団法人 土木学会
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