土木学会論文集C
Online ISSN : 1880-604X
和文論文
水平変位の予測精度に着目した粘土の構成モデルと現地計測事例による検証
水野 健太土田 孝小林 正樹渡部 要一
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2007 年 63 巻 4 号 p. 936-953

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抄録

 有限要素解析における地盤変形量の予測精度に関しては,鉛直変位(沈下)に比べて水平変位の解析精度が劣ることが従来から指摘されている.本研究では,地盤変形解析の予測精度を向上させることを目的に,粘土に対する構成モデルを新たに提案し,自然堆積粘土試料のK0圧密非排水三軸試験に対して提案モデルの適用性を調べた.さらに,大規模埋立工事の現地計測データを用いた再現解析を実施し,提案モデルの実地盤への適用性を検証した.その結果,提案した構成モデルは,自然堆積粘土の正規圧密状態における初期の非排水せん断挙動を要素レベルでよく表現することがわかった.また現地計測データとの比較においても,提案モデルは沈下と水平変位のいずれも精度よく予測できることがわかった.

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© 2007 社団法人 土木学会
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