2017 年 73 巻 1 号 p. 12-21
本研究では,開発教育及び参加型学習を取り入れたワークショップを高校のGIS教育の授業の一環で実施し,性格別による学習者のつまずきの特徴を明らかにした.解析の結果,ワークショップ前後で複数の性格の学習者にGISの印象が好転している事が明らかとなった.また,因子分析及びテキストマイニングの結果では,意見を述べる事並びに調査・発表につまずいている事が明らかとなった.特に活発的な性格の学習者(FC-HI)は学習方法における言葉の理解につまずいており,いい加減な性格の学習者(CP-Low)は発表につまずいている事が明らかとなった.