土木学会論文集F
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和文論文
地下空洞限定充てん工法の開発と施工
坂本 昭夫杉浦 乾郎山田 紀利岩城 圭介
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2006 年 62 巻 3 号 p. 546-557

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抄録

 東海地方では,亜炭廃坑の陥没や沈下などの災害対策として,空洞内にスラリー状の充てん材を注入・固化させて地盤の安定を図る空洞充てん工事が施工されている.充てん材は近郊の砕石工場で副生する粘土およびシルトが主成分の脱水ケーキ等と固化材および水を混練りしたものである.スラリー状態の充てん材は高い流動性を有することから,1つの充てん孔から空洞内の遠方にまで送ることが可能で,また,空洞が複雑な形状を成す場合でも均質に充てんできる特徴があるが,反面,広い空洞内の一部を充てんする場合,対象範囲外へも大量に流出する.この課題に対し,流動性を制御できる限定充てん工法を開発し,実工事に適用してその有効性を検証した.

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© 2006 社団法人 土木学会
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