土木学会論文集C(地圏工学)
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和文論文
プラスチックボードドレーンで改良された超高含水比状態にある浚渫粘性土の原位置挙動
山本 卓生澁谷 啓大島 昭彦折橋 恒春南部 光広野並 賢
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2012 年 68 巻 4 号 p. 583-596

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抄録

 神戸空港島内の超高含水比状態にある浚渫粘土層にプラスチックボードドレーンを打設したときの地盤改良効果を検証するために,各種計測結果に基づく検討を行った.その結果,当初の予測通り,プラスチックボードドレーンと浚渫粘土層の水頭差により圧密促進効果が発揮されていること,自重圧密状態の浚渫粘土層は過剰間隙水圧の消散をあまり生じずに沈下が進行することが確認された.また,不攪乱試料採取が可能な程度の強度が発現されれば,ボールコーン試験結果より推定した含水比は,原位置の含水比の計測値と比較的良好に対応することが分かった.また,プラスチックボードドレーンの変形は一部で非常に大きかったが,透水能力そのものの低下はみられなかった.

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© 2012 公益社団法人 土木学会
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