土木学会論文集C(地圏工学)
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和文論文
切土補強法面の長期耐久性に関する検討
藤原 優
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2012 年 68 巻 4 号 p. 707-719

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抄録

 切土補強土工法は,地山に棒状補強材を構築し補強土構造体を形成することにより切土法面を安定化させる抑止工法である.切土補強土工法は,材料手配や施工が容易なことから短期間で法面の自立性を向上させる効果があるものの,地山内で注入材の劣化や棒鋼芯材の腐食などが進行し対策機能が低下していくことが懸念される.しかしながら,こうした機能低下の実態には未解明な部分が多く,切土補強土工法が施工された法面(以下,切土補強法面)の長期耐久性についてこれまで明らかにされていない.本論文は,こうした課題に対し高速道路の切土補強法面を複数選定して調査を実施し,棒鋼芯材の腐食進行や亜鉛メッキなどによる防食効果について明らかにするとともに,切土補強法面の長期耐久性を踏まえた維持管理方法についての提案を行った.

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© 2012 公益社団法人 土木学会
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