土木学会論文集C(地圏工学)
Online ISSN : 2185-6516
和文論文
遠心模型実験に基づくチェーン補強土壁の耐震性能と設計震度に関する評価
澤村 康生北村 明洋木村 亮
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74 巻 (2018) 1 号 p. 118-129

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抄録

 チェーンを補強材に用いた補強土壁工法は,チェーンが他の補強材と比べて大きな引抜き抵抗力を有している点,チェーンによる摩擦抵抗と支圧板による支圧抵抗という2つの抵抗方式を用いている点が特徴である.これまでチェーンおよび支圧板の引抜き特性が検討されてきたが,補強土壁全体の地震時挙動については未解明な点が残されている.さらに,平成24年の擁壁工指針の改訂に伴い,地震時における作用荷重の考え方が変更され,代表的な補強土壁では設計震度を低減して耐震設計が行われるようになった.本研究では,チェーン補強土壁の動的遠心模型実験を実施し,地震時挙動を確認するとともに,上記の評価法が適用可能か検証を行った.その結果,チェーン補強土壁は高い耐震性能を有し,設計震度を低減して設計することが可能であることを確認した.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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