土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
ISSN-L : 2185-467X
水工学論文集第63巻
渦管を用いた局地的豪雨探知手法に関する研究
中川 勝広片山 勝之増田 有俊是津 耕司中北 英一
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2018 年 74 巻 5 号 p. I_265-I_270

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抄録

 近年多発する都市部での集中豪雨は,数十分~1時間の短時間で内水氾濫を引き起こし,都市機能を麻痺させることから,大きな社会問題となっている.このような災害を防止するため,大阪と神戸に設置されているフェーズドアレイ気象レーダを用いて,渦管による局地的豪雨探知手法を検討した.フェーズドアレイ気象レーダは,30秒ごとに3次元の降雨観測およびドップラー観測を行うため,急発達する積乱雲内部に形成される正負ペアの渦度をもった渦管を検出することができる.本研究では,フェーズドアレイ気象レーダの観測値から30秒ごとに250mメッシュのCAPPIデータを作成し,渦管の検出方法を検討した.また,降雨強度50mm/h以上の豪雨が10分以上継続する組織化積乱雲を探知することを目的に,渦管の時空間密度を用いた局地的豪雨探知手法を検討した.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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