土木学会論文集D2(土木史)
Online ISSN : 2185-6532
和文ノート
明治・大正期の日本の駅舎におけるトレイン・シェッドに関する考察
金井 昭彦
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2018 年 74 巻 1 号 p. 14-28

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抄録

 19世紀のヨーロッパにおいては,大都市の駅舎のホームにはトレイン・シェッドが建設され,駅空間のシンボルとして君臨してきたが,現在においてもその圧倒的な存在感は失われていない.これに対し,明治・大正期の日本においては,ホームのみを覆い,軌道上部が開放されたプラットホーム・シェッドが主流であり,トレイン・シェッドは採用されなかった.本研究では,日本においてトレイン・シェッドが建設されなかった理由を,駅舎空間や当時のエンジニアが行った欧米視察記,停車場論,鉄骨建築史等から考察することを目的とする.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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