土木学会論文集D3(土木計画学)
Online ISSN : 2185-6540
ISSN-L : 2185-6540
土木計画学研究・論文集 第29巻(特集)
現地調査に基づく都心商業地区の賑わいの要因構造に関する研究
朴 東旭中川 大松中 亮治大庭 哲治
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 68 巻 5 号 p. I_513-I_521

詳細
抄録

近年,世界の都市では,都心商業地区における自動車の流入抑制や歩行者空間の整備など,賑わいの創出を目指す取り組みが実施されている.しかし,この取り組みの影響や道路の空間要因と賑わいの関係は十分明らかにはされていない.本研究は,歩行者空間が整備されている歴史的都市の中でも,京都とソウル,そしてフィレンツェの都心商業地区の現地調査に基づいて,賑わいの要因構造を分析した.その結果,本研究で定義する賑わい度は,歩行空間に関する要素と正の関係,駐車駐輪に関する要素と負の関係にあることを明らかにした.また,賑わいの要因構造は,3都市全てで,歩行空間の状況を表す潜在変数が,賑わい度に正の影響を,駐車駐輪の存在を表す潜在変数に負の影響を及ぼしていることを明らかにした.

著者関連情報
© 2012 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top