2024 年 80 巻 8 号 論文ID: 23-00167
琵琶湖東岸では,洪水対策のための湖岸堤が建設され,堤防の上の車道が整備され,湖岸には都市公園や自転車道などが整備された.一部の湖岸では,もともとの自然護岸が撤去され,新たに人工的な景観が生まれている.しかし,各市の景観計画には自然景観の保全の重要性について明記されているが,湖岸堤によって新たに形成された人工的な景観の評価については触れられていない.本研究では,自然景観に限らず,湖岸堤によって形成された人工的な景観の実態とその構成要素を把握し,SD法による印象評価実験により,湖岸景観の印象に影響する要因と,その評価の多様性を明らかにすることを目的とする.