2025 年 81 巻 15 号 論文ID: 24-15032
落石防護柵の性能照査においては実規模実験が求められるため,落石防護柵の応答を模型実験により把握することができれば有用である.著者らはこれまでに,落石防護柵の阻止面に使用されるひし形金網の静的模型実験に対してレプリカ相似則を適用可能であることを示した.しかし,低速衝突を受けるひし形金網に対するレプリカ相似則の適用性は確認していなかった.本研究は実規模および模型のひし形金網単体に対して重力加速度の有無を考慮した面外方向の鋼球衝突解析を行い,ひし形金網単体の力学的相似性について検討した.次に,阻止面および支柱をそれぞれひし形金網および鋼棒で構成した落石防護柵に対しても重力加速度の有無の影響を調べる面外方向の鋼球衝突解析を行い,力学的相似性について検討した.