2025 年 81 巻 20 号 論文ID: 25-20066
単路部等における自動車の自転車に対する追突事故において,死亡事故の割合は5.3%と非常に高く,その多くは夜間に発生している.これらの対策として,自転車側による尾灯の設置,服装の工夫などドライバに対する視認性向上の手法が推奨されている.しかし,これまで自転車の尾灯等による視認性がドライバの運転挙動に与える影響に関する研究事例は少ない.そこで,本研究では夜間において自転車のハンドルライト及び尾灯の設置に対する自動車の追越し挙動特性を分析した.その結果,ハンドルライトを設置した場合,離隔距離が長くなり,ニアミスが減ることで危険な追越しが減る可能性が示唆された.