2026 年 82 巻 5 号 論文ID: 25-00120
ワッペン式暴露試験は,小型かつ軽量の鋼材片を用いた暴露試験法であり,これまで主に耐候性鋼橋梁の健全性評価などに用いられてきた試験法である.本研究は,著者らが全国51橋で実施した従来の評価手法に基づくワッペン式暴露試験の結果を総括し,ワッペン式暴露試験がもつ誤差などの特性や,暴露地点の環境と腐食量の相関,長期腐食予測の精度などの考察を行った.また,ワッペン式暴露試験の特性を考慮したうえで,5年間の暴露期間を標準として従来よりも簡便かつ高精度な評価を行う方法や,標準的な試験方法などを提案した.