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土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)
Vol. 72 (2016) No. 4 p. 323-342

記事言語:

http://doi.org/10.2208/jscejmcs.72.323

和文論文

 過去の荷重履歴によって導入された損傷の程度から,道路橋RC床版の余寿命を推定する方法(例えば データ同化)の成立性について考察を行った.過大な荷重や定点疲労載荷を予め床版に与えた後に移動輪荷重を作用させ,疲労余寿命を実験的に求めるとともに,数値解析法の精度の検証を行った.実橋梁床版に作用する重量車両荷重160kNから220kNの範囲内で,かつ鋼材腐食やASRによる劣化が無い条件下では,先行荷重履歴や荷重作用位置を陽に考慮しなくても,現時点での荷重応答たわみから残存余寿命をほぼ推定できること,および直接経路積分型の疲労有限要素解析を用いても,余寿命推定が可能であることを示した.余寿命推定にマイナー則を用いる場合と比較し,たわみによる同定方法では,高荷重レベルまで含める場合に,余寿命推定に優れることを示した.

Copyright © 2016 公益社団法人 土木学会

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