土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.27
新たな勾配計算手法を取り入れたMPS法の進行波への適用性に関する研究
渡邉 忠尚入部 綱清仲座 栄三
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キーワード: 粒子法, MPS, 波の減衰, 進行波, 砕波
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2011 年 67 巻 2 号 p. I_280-I_285

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抄録

 従来のMPS法による数値計算には,進行波が減衰する問題がある。本研究では,進行波の減衰の原因が,精度の悪い勾配計算方法によるものであることが示される.この問題を解決するため,筆者らはMPS法に精度の良い勾配計算手法を適用し,流速ベクトルや波の高さの計算結果は浅海波と深海波の条件下において良好であった.さらに応用として,波の遡上や砕波も計算が行われた.本研究では,進行波の減衰を低減するために,精度の良い勾配計算手法を適用したMPS法は有用であることを示している.

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© 2011 公益社団法人 土木学会
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