土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.30
GHG濃度経路に基づく気候変動予測を受けた高潮被害の予測
鈴木 武
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2014 年 70 巻 2 号 p. I_1194-I_1199

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抄録

 IPCC第5次評価報告書第1作業部会報告書(AR5)の公開を受け,AR5で採用された代表的濃度経路(RCP2.6,RCP4.5,RCP8.5)および気候モデル(MRI-CGCM3,MIROC5,HadGEM2-ESX)による2050年および2100年の海面上昇量をもとに,高潮浸水による被害リスクを全国の低地を893に分割して推計し,それらの結果を集約し,高潮浸水による被害リスクの全国の空間的な分布と2100年までの50年間隔の変化を把握した.推計結果から,三大湾,瀬戸内海および有明・八代海の沿岸地域が相対的に大きなリスクになること,2100年までの100年間の間ではリスクが直線的に増加していく可能性があることが示された.

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© 2014 公益社団法人 土木学会
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