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土木学会論文集B3(海洋開発)
Vol. 70 (2014) No. 2 p. I_438-I_443

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http://doi.org/10.2208/jscejoe.70.I_438

海洋開発論文集 Vol.30

 本研究では,陸上域での津波浸水状況と建物破壊の関係について,津波数値モデルにより得られた浸水深とGIS解析から抽出した建物密集度に着目した解析を行った.久慈中心部では浸水区域の79.5%における建物が浸水深2m以下で,陸前高田中心部では45.8%の建物が浸水深9-11mであったことが明らかとなった.建物密集度の分析から,孤立しているRC造・S造建物は工場・公共施設等の堅牢な建物が多いのに対し密集しているRC造・S造建物は住宅・共同住宅が多く,浸水深が2m以下では孤立建物の方が全壊率が低かった.浸水深2m以下でのW造建物は,建物密集度の上昇に伴い全壊率が低下した.これら傾向を考慮した建物構造・津波浸水深・建物密集度を説明変数とする建物群の破壊確率分布を簡易的に推定するモデルを作成し,考察を加えた.

Copyright © 2014 公益社団法人 土木学会

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