土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
舗装工学論文集第21巻
4点曲げ疲労実験によるアスファルト混合物のき裂伝播特性に関する基礎的研究
尾谷 力柳井 悠也木村 清和高橋 修清水 忠昭
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2016 年 72 巻 3 号 p. I_211-I_218

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抄録

 応力制御による4点曲げ疲労試験(B018T)を実施して,アスファルト混合物のき裂伝播特性について検討した.B018T試験において,応力低下より推定されるき裂長さと実際に測定したき裂長さには同じ傾向があること,および試験より求めた破壊回数後におけるS-N曲線の傾きとき裂長さの傾きには一定の関係があることが判明した.温度によるき裂伝播特性への影響については,10℃以下の弾性挙動が顕著な温度域においては破壊力学パラメータΔKとき裂進展速度にParis則が成立することが確認された.また,アスファルトバインダの違いによるき裂伝播特性の差異についても検討し,考察を加えた.

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© 2016 公益社団法人 土木学会
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