土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
舗装工学論文集第23巻
東名高速道路における舗装の長期供用性に関する考察
川村 和将亀山 修一伊倉 雄弘城本 政一
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2018 年 74 巻 3 号 p. I_37-I_45

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抄録

 舗装マネジメントシステムのデータベースに蓄積された路面性状データ,舗装補修データなどを使用し,東名高速道路の舗装の長期供用性について考察した.舗装の使用年数を短期,中期,長期に分け,その区間のFWDによるたわみ量を比較したところ,たわみ量が小さいほど使用期間も長くなる傾向であった.また,修繕計画の策定資料とするために,各保全・サービスセンターごと,使用年数レベルごとに修繕判断値を超える区間の割合を算出した.その結果,IRIついては使用年数が短いグループの修繕必要割合が最も大きくなった.路盤の支持力がIRIの進行に影響している可能性がある.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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