土木学会論文集A1(構造・地震工学)
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和文論文
曲げを受ける高力ボルト摩擦接合継手を有する合成桁接合部の力学的挙動に関する実験的研究
山口 隆司長井 正嗣宮下 剛戸田 圭彦吉岡 夏樹松岡 徹
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2012 年 68 巻 1 号 p. 16-27

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抄録

 本論文では,高力ボルト摩擦接合継手部を有する合成桁接合部の終局曲げ挙動を調べることを目的として,模型桁の載荷実験を行っている.模型桁には高力ボルト摩擦接合継手部がすべり先行型となる場合と,降伏先行型となる場合の二体を用意し,それぞれ床版の圧壊が生じるまで載荷を行い,高力ボルト摩擦接合継手部の設計方針が曲げ挙動に与える影響に注目している.また,高力ボルト摩擦接合継手部を有するコンパクト断面合成桁が,AASHTOで規定される塑性モーメントに達するかどうかについても注目している.最後に,合成桁接合部のすべり耐力の算定方法として,床版と桁の塑性化を考慮した終局すべり耐力を計算し実験結果との整合性を確かめている.

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© 2012 公益社団法人 土木学会
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