土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Online ISSN : 2185-4653
ISSN-L : 2185-4653
地震工学論文集第31-b巻
標準波-相補直交成分波の組合せによる橋梁の耐震照査用水平2方向入力地震動
五十嵐 晃井上 和真古川 愛子宇野 裕惠松田 宏
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 68 巻 4 号 p. I_458-I_469

詳細
抄録

 橋梁に対して時刻歴応答解析により2方向性を考慮した耐震性能照査を行うためには,規定された照査用スペクトルに適合し,2次元入力としての特性が明確な2方向入力地震動時刻歴波形を用いることが望ましいと考えられる.このような性質を持つ2方向入力地震動を,相補直交成分波と呼ぶ概念を用いて作成する方法を提案した.道路橋示方書の標準波に基づき提案手法により作成した2方向入力は,各々の直交成分が照査用スペクトルに適合しており,かつ2方向弾性1自由度系に対し固有周期によらず1方向入力のスペクトルと整合する強度を持つという条件を十分な精度で満たしていることを示した.免制震橋梁の簡易モデルを用い2方向地震動を用いた動的応答計算により確認できると考えられる特徴的な応答性状等の検討を行い,地震動のタイプにより表れる入力の2方向性による影響の算出例を示した.

著者関連情報
© 2012 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top