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土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 68 (2012) No. 4 p. I_543-I_555

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http://doi.org/10.2208/jscejseee.68.I_543

地震工学論文集第31-b巻

 縮小模型実験により実大RC橋脚の地震時の破壊特性や曲げ復元力をどの程度正確に評価することができるのかは,従来,実大模型に関する実験データがほとんど存在しなかったため,ほとんど検討されてきていない.本研究では,実大橋脚模型の震動台実験とこれに合わせた縮小模型実験の比較から,粗骨材の最大寸法と鉄筋断面積の評価法がRC橋脚の破壊特性及び曲げ復元力に及ぼす影響を検討した,その結果,1) 粗骨材の最大寸法が13mmの縮小模型に比較し,5mmの縮小模型の方が塑性ヒンジ部におけるコアコンクリートの圧壊が著しいこと,2) 鉄筋の断面積を呼び径に基づいて評価した場合に比較して,鉄筋の最小断面積に基づいて評価した場合の方が,より実大橋脚模型に近い曲げ復元力を与えること,3) 縮小模型に比較して,実大橋脚模型の方が,かぶりコンクリートの剥落,軸方向鉄筋の座屈,コアコンクリートの圧壊といった損傷の進展が著しく,縮小模型実験に基づいて正しく実大模型の損傷の進展を再現できないことを明らかにした.

Copyright © 2012 公益社団法人 土木学会

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