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土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 70 (2014) No. 3 p. 333-345

記事言語:

http://doi.org/10.2208/jscejseee.70.333

和文論文

 限界状態設計法に基づいた欧米の設計基準では,高力ボルト摩擦接合の設計においてすべり後の支圧耐力に期待することが可能とされている.しかし,我が国の道路橋示方書では,高力ボルト摩擦接合継手に対してすべり後の挙動に関する規定は存在しない.限界状態設計法への移行を踏まえ,すべり以降の限界状態を適切に把握し,これに基づいた設計が可能となるよう,合理的な支圧耐力の評価法の確立とその設定が求められる.本研究では,1行1列摩擦接合継手の支圧変形測定試験を行い,その基本的な力学的挙動と支圧耐力について,ボルト孔変形量の観点から明らかにした.その結果,孔変形量を基準とした変形支圧限界応力を提案し,ボルト軸力が導入された場合にはそれが導入されない場合に比べて最大で30%程度高い変形支圧限界応力が得られることを示した.

Copyright © 2014 公益社団法人 土木学会

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