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土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 70 (2014) No. 4 p. I_1018-I_1031

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http://doi.org/10.2208/jscejseee.70.I_1018

地震工学論文集第33巻(論文)

 2009年に発生した駿河湾を震源とする地震により,東名高速道路において盛土のり面が崩壊し,通行止めを余儀なくされた.これを契機として,被災盛土と類似の盛土に対する盛土のり面緊急点検が実施され,NEXCO西日本でも特に危険性の高い盛土については詳細調査・耐震性評価を行っている.その際,残留変位量による耐震性評価はニューマーク法によっているが,一般的には安全側とみなされる設計地震動が用いられている.しかし,2011年に発生した東北地方太平洋沖地震を受けて設計地震動が見直され,地震動は継続時間が長く最大加速度も大きくなった.そのため,見直された地震動を用いると,従来は安全側とみなされていた地震動よりも残留変位量が大きく算定されることが懸念される.
 以上のことから,本研究は道路および関連施設の盛土のり面を対象に,タイプの異なる地震動について,地震応答解析およびニューマーク法により耐震性評価を行い,残留変位量に与える影響素因について検討し,従来の設計条件の課題・問題点について考察した.

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