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土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 70 (2014) No. 4 p. I_44-I_65

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http://doi.org/10.2208/jscejseee.70.I_44

地震工学論文集第33巻(論文)

 津波防護施設として構築されている傾斜式護岸の耐震性不足による広域的な沿岸防災機能の脆弱性が指摘されている.効果的な耐震対策を推進するためには,性能とコストの両立を目指した最適化,想定外の地震動に対しても壊滅的被害を防止する粘り強い対策の選定が必要となる.本研究では遠心模型実験を行い溶液型薬液改良による対策に関する検討を行った.その結果,護岸直下から法面にかけては液状化に伴うせん断変形が卓越してそれら領域のみの改良であっても効果が高まり最適化が可能であることが確認できた.また,同対策は粘り強い対策であり,その要因は粘着力の効果で繰返し載荷時のひずみの累積が低減すること,さらに不透水境界形成により間隙水の移動が抑制されて正のダイレイタンシーに対して有効応力が高まりせん断抵抗が高まるものと考察された.

Copyright © 2014 公益社団法人 土木学会

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