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土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 70 (2014) No. 4 p. I_605-I_615

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http://doi.org/10.2208/jscejseee.70.I_605

地震工学論文集第33巻(論文)

 本研究は津波遡上域に設置された河川管理施設への波圧を評価する手法を提案するものである.2011年東北地方太平洋沖地震津波は北海道の1級河川10河川に遡上した.新釧路川では遡上した津波が樋門ゲートに衝突する映像が捉えられた.本研究は,河川津波と樋門ゲートのような河川管理施設の相互作用解析のために2次元粒子法に基づくモデルを構築することを目的としている.著者らが利用する手法は2次元Moving ParticleSemi-implicit (MPS)法に基づくものであり,これは自由水面を持つ非圧縮性流れの計算のために提案された手法である.3種の数値実験,すなわち静水圧,ダム崩壊流れによる衝撃力,激しいスロッシング問題に適用することでコードの妥当性を検証し,水の大変形や分裂が伴う流れ解析への適用性を示した.その後,波の特性と河川管理施設への最大作用波圧の検討を行うため,本手法を樋門への津波侵入シミュレーションに適用した.

Copyright © 2014 公益社団法人 土木学会

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