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土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 70 (2014) No. 4 p. I_71-I_79

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http://doi.org/10.2208/jscejseee.70.I_71

地震工学論文集第33巻(論文)

 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に伴い大規模な津波が発生し,それにより太平洋沿岸の土木施設は多大な被害を受けた.本研究では,津波により支承のサイドブロックボルトが破損し,3径間のうち2径間の上部工が流出した釜石市の矢の浦水管橋の被害メカニズムを明らかにするため,津波浸水時の構造物の作用力・耐力のモデル化を行い,直田らの津波遡上解析結果を用いて津波波力の時間経過に伴う上部工の回転とサイドブロックにかかる作用力の評価を行った.分析の結果,支承の破損に上部工の回転が寄与していることが確認できた.また,浸水深が浅ければ上部工に作用する水平・鉛直波力により川下側への回転が優勢であった.さらに,水管橋と道路橋の間隔が狭くなれば,送水管への波力が大きくなり,損傷しやすいことがわかった.

Copyright © 2014 公益社団法人 土木学会

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