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土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 70 (2014) No. 4 p. I_908-I_915

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http://doi.org/10.2208/jscejseee.70.I_908

地震工学論文集第33巻(論文)

 2011年3月11日に発生した東日本大震災による大津波により,2万人に近い住民が津波から逃げ遅れ命を落とした.何故,多くの人が亡くなったのかを明らかにするため,東日本大震災津波避難同調査団(団長:今村文彦東北大教授)が結成され,山田町・石巻市担当チームはこの調査団の下で,山田町の避難者200名,石巻市の仮設住宅入居者355名へのヒアリング調査に加え,ポスティング調査により797票の回答を得た.さらに,津波犠牲者が地震発生時から津波襲来時の間に,何処にいたのか,どのような行動を取っていたのかという点に焦点を当て,亡くなられた方の近隣もしくは知人の方にヒアリング調査およびポスティング調査を行い,山田町で74名,石巻市で1, 012名の犠牲者の方に関する情報を得た.その結果,犠牲者の約1/2(山田町)~約2/3(石巻市)が「自宅にいた」もしくは「自宅に立ち寄っていた」こと,約1/5が避難途中で犠牲となり,徒歩避難での多くは女性の高齢者であったことが判明した.

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