J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 70 (2014) No. 4 p. I_981-I_990

記事言語:

http://doi.org/10.2208/jscejseee.70.I_981

地震工学論文集第33巻(論文)

 本稿は,複数の入力地震動を性能照査に用いた際に,波形の数に応じてどの程度の耐震強度が構造物に保証されるかを確率的に評価する手法について検討を行った.
 提案手法では,入力地震動の集合が有する情報エントロピーと構造物の耐震強度の関係に着目した.入力地震動の数nが増えても情報エントロピーが低い値にとどまる確率,すなわち,入力地震動の集合が有する多様性が低いままである確率が0へと収束する際の収束速度をSanovの定理によって評価し,この評価式を構造物に保証される耐震強度の確率的な評価に利用することを提案した.数値シミュレーションからは,入力地震動の集合が有する多様性や構造物に保証される耐震強度が小さな値をとる確率は,入力地震動の数nと共に指数的に減少していることが確認され,提案手法による評価式はこの収束速度を近似することができた.

Copyright © 2014 公益社団法人 土木学会

記事ツール

この記事を共有