土木学会論文集F6(安全問題)
Online ISSN : 2185-6621
ISSN-L : 2185-6621
特集号(和文論文)
マルチエージェントモデルを用いた河川氾濫時の避難行動シミュレーション
大上 俊之山本 祐輔豊田 政史小山 茂
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2014 年 70 巻 2 号 p. I_123-I_128

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抄録

 長野市南部を対象として,計画高水位を上回る水位が観測された1999年8月の洪水の千曲川水位を基に氾濫解析を行い,マルチエージェントモデルを用いて破堤による河川氾濫時の住民の避難行動についてシミュレーションを実施した.シミュレーション結果に対して実験計画法により避難行動に影響を及ぼす要因を分析した結果,避難場所とは別に一時的に避難できる避難建物の有無が避難完了者,被災者,避難完了時間の全体にわたって高い主効果を示しており,洪水氾濫による災害に対して,避難建物を指定しておくことが有効であることが判明した.

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© 2014 公益社団法人 土木学会
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