土木学会論文集F1(トンネル工学)
Online ISSN : 2185-6575
ISSN-L : 2185-6575
特集号
トンネル切羽付近の空気質改善を目的とした換気システムの検討
文村 賢一樋渡 潔国分 茂夫佐藤 大樹中原 史晴
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 70 巻 3 号 p. I_65-I_74

詳細
抄録

 山岳トンネル切羽付近では,岩盤穿孔や吹付コンクリート,発破後ガスなど,空気質を悪化させる様々な汚染物質を発生させながら施工を進めざるをえない.この環境を改善するため,様々な換気システムが適用されているが,切羽付近の空気質改善効果が高いとされる送気,吸引捕集方式を採用する事例が多い.
 しかしながら,本方式は送気風管先端から吐出する風速が速いと,切羽で発生する粉じんを拡散させてしまい, 排気風管に効率的に捕集されないことが指摘されている.
 本報では,送気,吸引捕集方式をベースに,2種類の新たな換気システム(並列円筒面送気口方式および直列送気口方式)を提案し,CFD解析を用いて,その有効性を確認した.2種類の換気システムは,いずれも,従来の送気,吸引捕集方式に対して,発生粉じんの捕集率で比較すると約30%~35%性能が向上した.

著者関連情報
© 2015 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top