日本臨床免疫学会会誌
Online ISSN : 1349-7413
Print ISSN : 0911-4300
症例報告
高尿酸血症の持続により持続性の多発関節炎を呈した慢性結節性痛風の一例
川尻 真也川上 純岩本 直樹藤川 敬太荒牧 俊幸一瀬 邦弘蒲池 誠玉井 慎美中村 英樹井田 弘明折口 智樹江口 勝美
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 31 巻 3 号 p. 190-194

詳細
抄録

  症例は56歳,女性.主訴は多発関節痛.1999年に拇趾MTP関節の痛風発作を発症した.その後,痛風発作を繰り返すもコルヒチン内服にて症状は軽快していた.しかし,2006年頃より関節痛は全身の多関節におよび,持続性となった.2007年4月,多発関節炎の精査加療目的にて当科紹介入院となった.入院時,著明な高尿酸血症を認めた.入院中,関節炎発作による全身の関節痛および高熱を認めた.関節液所見にて白血球に貪食された尿酸ナトリウム針状結晶を認め,痛風と診断した.デキサメタゾン4 mg筋注およびコルヒチン投与により症状は改善した.

著者関連情報
© 2008 日本臨床免疫学会
前の記事
feedback
Top