日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター) 1 感染症
P1-24 結核菌抗原(CFP-10,ESAT-6)T細胞エピトープ領域のHLAクラスII結合解析
宮寺 浩子吉山 崇永井 英明徳永 勝士星野 仁彦
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2017 年 40 巻 4 号 p. 303d

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抄録

【背景】結核菌(Mycobacterium tuberculosis)に対する免疫応答には,culture filtrate protein 10kDa(CFP-10),およびearly secreted antigenic target 6kDa(ESAT-6)に対するT細胞応答が関与する.我々は肺結核症患者を対象とした細胞免疫解析を行い,CFP-10,ESAT-6抗原のT細胞エピトープ領域を同定した(Nagai et al. 2014 J. Immunol. Res.).本研究では,これらのT細胞エピトープのHLA結合性を明らかにするため各T細胞エピトープ領域と患者群に高頻度で見られるHLAクラスIIとの網羅的結合解析を行った.【方法】CFP-10, ESAT-6の主要なT細胞エピトープ9領域について,HLAクラスIIとの結合性を解析した.対象としたHLAアリルは,肺結核症患者群に高頻度に認められたHLA-DR-DQハプロタイプがコードするHLA-DR(DRB3, 4, 5も含めて14種類),HLA-DQ(7種類)である.結合解析はHLAクラスII細胞表面発現アッセイ(昨年度の本大会において報告)により行った.【結果・考察】網羅的結合解析の結果を基に,各T細胞エピトープを強く提示しうるHLA-DR, DQアリルを推測した.例えばCFP-10のC端近傍領域は複数のHLA-DQに強く提示されることから,多様なHLAハプロタイプ保持者に共通のT細胞エピトープであることが示唆された.今後,結核菌抗原のHLA結合特異性についての知見を蓄積することにより,肺結核症の免疫応答解析,診断法開発や,結核菌ワクチン開発が進展することが期待される.

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© 2017 日本臨床免疫学会
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