日本臨床免疫学会会誌
Online ISSN : 1349-7413
Print ISSN : 0911-4300
ISSN-L : 0911-4300
急性中耳炎,急性下気道炎を反復するIgG2欠乏症に対する静注用免疫グロブリン(GB-0998)療法の予防効果
崎山 幸雄小宮山 淳白木 和夫谷口 昂鳥居 新平馬場 駿吉矢田 純一松本 脩三
著者情報
ジャーナル フリー

1998 年 21 巻 2 号 p. 70-79

詳細
抄録

急性中耳炎,急性下気道炎を反復するIgG2欠乏症の乳幼児を対象に静注用免疫グロブリン製剤(IVIG; GB-0998)による感染予防効果を多施設共同研究で検討した.初回300mg/kg体重, 2回目以降は200mg/kg体重, 4週毎, 6回投与のIVIG療法はIgG2欠乏,抗肺炎球菌特異IgG2抗体欠乏を呈して急性中耳炎,気管支炎もしくは肺炎を反復する乳幼児の感染予防に有用であることが示された.

著者関連情報
© 日本臨床免疫学会
前の記事 次の記事
feedback
Top