臨床神経生理学
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特別寄稿
脳波黎明期におけるLoomisの知られざる功績
—Alfred Loomis, the last amateur scientist who built the Palace of Science— その1
宮内 哲
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2019 年 47 巻 4 号 p. 182-192

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抄録

K-complexの発見者として知られるAlfred Lee Loomisは, 物理学や生物学の研究と並行して1935年から睡眠脳波の研究を始め, 5年間で10本の論文を出した。しかしその後は脳波に関する研究は行わなかった。Loomisの生涯と, 彼が行った数々の最先端の研究, 近年のK-complexに関する知見について紹介する。その1では, Loomisの経歴と人物像, Loomisが行った脳波以外の研究, 脳波の研究を中止した理由について述べる。その2では, Loomisが脳波の研究を始めたきっかけと, Loomisが製作した脳波計, 睡眠実験室と, 睡眠段階の分類に関する研究を紹介する。その3と4では, Loomisが発見し, 近年になってNREM睡眠中のslow oscillationとの関係で再び脚光を浴びているK-complexについて解説する。

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© 2019 一般社団法人 日本臨床神経生理学会
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