東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻植物栄養・肥料学研究室
2002 年 37 巻 2 号 p. 99-109
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ホウ素の生物への輸送と生物における機能が,植物を中心にここ数年,分子レベルで理解され始めている.植物においては受動的な輸送機構と能動的な輸送機構に関わる分子が同定された.糖アルコールを転流させる植物種において,ホウ素は糖アルコールとの複合体として植物体内を再移動すること,植物細胞壁に存在するペクチンとホウ素の結合が生育に必須であることが示された.また,酵母や動物においてもホウ素が分裂や分化に重要であることが示されてきている.ヒトの健康における役割についても研究が進められている.
植物化学調節研究会 研究発表記録集
植物化学調節学会 研究発表記録集
植物の化学調節
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