デジタルアーカイブ学会誌
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口頭発表
[B32] Cyberforest: 原生自然の環境感性情報の配信とアーカイブの利用
下徳 大祐藤原 章雄小林 博樹中村 和彦斎藤 馨
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ジャーナル オープンアクセス
J-STAGE Data 電子付録

2018 年 2 巻 2 号 p. 95-98

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抄録

著者らは電源設備やネットワーク設備のない森林内(福島第一原発事故に伴う帰還困難地域など)において,環境音や景観画像を収録しアーカイブし続けており、これらを利用して毎年春期に森林性鳥類の聞き取り調査の研究活動が実施されている。しかしこれらの音源は、再生帯域などの問題で現地で環境音を聞くよりも非可聴音の情報が欠落して聞こえるという問題がある。また、聞き取り調査は人的資源の問題から聞き取りを行える頻度が少ないという問題がある。自動解析が求められている。そのため著者らは触覚トランスデューサを用いて欠落した低周波域音声を復元する装置を制作した。機械学習の教師データを非熟練の作業者を利用することで作成し、機械学習を行うことでこれらの問題を解決しようとした。制作した装置では対象の音を同定でき、自然音をリアルに感じられることが判った。機械学習によって福島県双葉郡浪江町でのウグイスの生息数の年変動を求めた。

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