ダム工学
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ダム湖工事用構台架設の大幅な合理化技術の開発と実用化
朝山 順一大貫 浩幸芳岡 良一加瀬 俊久
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2015 年 25 巻 3 号 p. 162-167

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抄録
構台構築作業においては,支持杭を連結する水平継ぎ材やブレース材の取り付け作業がある。水上に構台を構築する場合,この作業の大半が潜水士による水中作業となるが,ダム湖の水中は視界不調なことが多いため,施工の安全性と効率化の一層の向上を図るために,潜水士による水中作業を極力軽減することが課題となっていた。筆者らは,構台架設の従来工法であるLIBRA工法を改良し,支持杭を連結する水平継ぎ材やブレース材の取り付け作業の大半を水上で行い,潜水士による水中作業を軽減する技術を開発し,鹿野川ダム再開発工事に適用した。
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© 2015 ダム工学会
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