CSGは現場近くで容易に入手できる岩石質材料(CSG材)を粒度調整や洗浄を行わず,セメントと水を添加し,混合して製造することから,CSG強度を確保するためにCSG材の粒度を確認する必要がある。現状はサンプリングで試料を採取し,人力によるふるい分け試験で粒度分布を求めるため,労力と時間を要し事後管理となっている。そこで筆者らは,コンベア上のCSG材にラインレーザを照射し,デジタルカメラで連続撮影した画像から粒径ごとの体積を求め,リアルタイムに粒度分布を求めることができる「3次元画像処理装置によるCSG材の連続粒度管理システム」を開発した。