ダム工学
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フィルダム土質材料の締固めおよび透水試験
松本 徳久山口 嘉一安仁 屋勉
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1991 年 1 巻 3 号 p. 52-64

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抄録
フィルダム土質材料の透水試験には、一般的に締固め試験により作製された供試体を流用する。その際、JISによる試料の許容最大粒径の条件を締固め試験においては満足するが、透水試験においては満足しない場合がある。しかし、フィルダム土質材料は粒度範囲が広く、細粒分をある程度含むため、透水試験についても締固め試験と同様にモールド内径φと試料の最大粒径Dmaxの比φ/Dmaxが4-5以上であれば、十分な精度の試験結果が得られることを実証した。さらに、締固め供試体底面の滑面部を掻き起こしたり、除去しなくても透水試験結果に悪影響を与えないことも示した。しかし、変水位透水試験時に安定値が得られるまでの透水係数の経時変動には十分な注意を払う必要があることを指摘した。
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© 一般社団法人ダム工学会
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