ダム工学
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飛騨川水系ダム群の濁水対策について
野池 悦雄
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1997 年 7 巻 4 号 p. 241-253

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抄録
飛騨川水系では古くから電源開発が行われ, 上流域には発電用ダムが多数存在する。こうしたダムの建設とともに, 流域の開発によって濁水問題が発生するようになった。ことに, 昭和33年の集中豪雨の際は濁水の長期化が生じ, これが社会的, 政治的な問題にまで発展した。これに対し, 選択取水設備等の整備, 運用方法の改善を行ってきた結果, 現在ではこの濁水問題は沈静化してきている。本報告では, こうした対応の経緯ならびに今後の取り組みについて述べる。
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© 一般社団法人ダム工学会
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